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躁うつ病は治らない?対応や完治とは

 

現代の医学でも、治せない病気はたくさんあります。その中のひとつが、躁うつ病と言われています。軽度のものから重症なものまであり、境界線はあいまいです。

 

躁うつ病とは!?原因や症状

専門用語で双極性障害とも呼ばれています。どのような状態かと言えば、うつ状態(沈んだ状態)と躁状態(ハイな状態)、両方が交互に出現する病気です。

 

本当はもっと細かく分かれており、躁状態だけの場合や、程度によっても呼び分けされています。

 

躁状態がある場合は「双極I型障害」と呼ばれ、軽躁状態(入院するほどではないが、行動的になり動き続けたり、高揚状態が継続している状態)だけの場合は双極II型障害と呼ばれます。

 

最初は躁状態だけの症状であっても、そのうちにうつ状態が出てくることが多いので、双極性障害と診断されます。

 

誰でもなる可能性のある「うつ病」とは違って躁うつ病(双極性障害)は、100人に1人位しかかからない病気です。

 

また、うつ病は完治する人も多いけれども、躁うつ病はいったん治っても、治療せず放っておくとほとんどの人が数年以内に再発するという特徴があります。

 

つまり、一度発症すると、生涯にわたる予防療法が必要になるということです。

 

うつ病より、より深刻で、治療も難しい病気ですが、薬の発達により、普通に社会生活を送りながら加療している人も多いのです。

 

躁うつ病は治らないのか

この病気の場合、基本的には完治させるというよりも、病気は内包したまま、いかに上手にコントロールしていくか、ということが重要になってきます。

 

では、躁状態ってどんな状態なのでしょうか?

 

とにかく、ハイです。

 

借金をしても遊び続けたり、仕事を寝ずにやり続けたり、やる気を通り越して、無茶な状態を継続し続けます。

 

知らない人から見れば、明るくて積極的な人にうつるので、躁状態の時に異常性を感じることは少ないようです。

 

もちろん、そんなことを続けていれば、人間関係も経済的にも破たんしていきます。

 

ある日、何もかもを失ってしまう病気とも言われています。

 

躁状態はずっと続くわけではなく、急にうつ状態になります。

 

あっという間に変化をすることもあり、短時間に躁とうつの症状が入れ替わるときもあるので、その落差が周囲の人を驚かせます。

 

また、最初から激しい症状が出るばかりではないため、治療が遅れてしまうこともあります。

 

希望を持ってほしいのは、双極性障害(躁うつ病)は、適切に治療すれば改善可能な病気です。

 

精神疾患先進国である欧米と日本では治療法が異なっていることもありますが、今の日本ではどんな治療を受けられるのか確認してみましょう。

 

躁うつ病に対する対応や完治とは

基本的には「薬物療法」「精神療法」の二つを併用して行います。

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まず、薬物療法ですが、気分安定薬を中心に、症状に応じて、抗精神病薬や抗うつ薬、そして睡眠薬などを組み合わせて用います。

 

◆気分安定薬:

双極性障害の治療の中心となるお薬です。躁やうつなどの気分の幅を小さく、安定させるために使うお薬で、再発予防薬として使われることがあります。

 

治療初期から使用されることが多いお薬で、症状が重篤になり、妄想や幻聴といった症状が出現し、コントロールが難しくなった場合、抗精神病薬も併用することがあります。

 

◆抗精神病薬:

「躁」のいらいらを穏やかにする作用や、睡眠を正常にする働きをもっているものもあります。

 

最近抗精神病薬は欧米では進んでおり、再発予防効果や抗うつ効果ありの報告もあり、双極性障害の治療薬として承認されています。

 

一方、日本での双極性障害の適応症がある新しい抗精神病薬は、現在2種類が認められています。

 

躁症状及びうつ症状の改善の両方に適応がある薬剤はそのうちの1種類のみで(2013年6月調べ)残念ながら選択肢に限りがあります。

 

◆抗うつ薬:

基本的に用いません。

 

まれに、「うつ」が重傷である場合は、気分安定薬と抗うつ薬両方を使うことがあります。

 

抗うつ薬は、躁転させる可能性もあるため併用の場合は慎重に行われます。

 

◆睡眠薬:

不眠症状がある場合に用います。

 

眠れなかったり早くに目が覚めるような症状がある場合に個人に合った薬が処方され、急にやめると眠れなくなることが多いため、やめるときは医師と相談しながら減薬していきます。

 

次に精神療法ですが比較的、落ち着いていて症状が軽い時に行うことが多く、種類もたくさんあります。

 

その中でも主になっている精神療法をご紹介します。

 

◆心理教育:

医師と患者さんがマンツーマンで患者さんの状態を話し合いながら、患者さんと同じ目線で、疾患に関しての情報共有や理解を深める方法で、家族を交えて行うこともあります。

 

医師と患者さんやご家族が、病気や治療について、納得した上で施行する治療と言えます。

 

集団療法もあり、先輩患者さんの経験に基づいた具体的な対処方法なども聞くことができ、その知識をもとにして、自分の行動パターンを変えていくことが目標です。

 

◆認知行動療法:

日常生活で否定的なとらえ方をしがちな患者に対し、受け取り方を変えられるような方法を学び、気分を調整していく治療法です。

 

その他、対人関係療法(IPT)や社会リズム療法(SRT) 、ECT(電気けいれん方法)など患者の症状に合わせて選択したり組み合わせたりの加療となります。

 

おかしいと思ったらまずは専門医に相談し、自分の状態を把握し、必要な治療を受けましょう。
予防もできる病気であることもお忘れなく。

 

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