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「心的外傷後(PTSD)のストレス反応や症状!子供は?」

 

PTSD(Post-traumatic stress disorder)という診断名は1980年ごろから正式に使用されるようになりました。

 

それ以前は、以下のような名称で呼ばれていた疾患になります。

・米国の市民戦争時には「兵士の病」

・第一次世界大戦時には「戦争疲労症」

・第二次世界単戦時には「重症ストレス反応」

・ベトナム戦争時には「ベトナム後後遺症」または「砲弾ショック」

 

心的外傷後(PTSD)の症状や原因

PTSDとは災害・事故や、親しい人が亡くなったり、亡くなりかけるのを目撃したり、また自分が他界しかけた体験により心理的なトラウマ(外傷)が生じ、特有の症状を生じる障害です。

 

人としての尊厳が損なわれたり、生命が脅かされたりするような体験が原因で起こります。

 

例えば、女性が男性から受ける暴行事件など、女性は生命に危険を感じるだけでなく、人として、女性としての尊厳が踏みにじられ、強い恐怖を感じPTSDを発症する可能性が極めて高くなります。

 

PTSDの特徴は、過去のトラウマ体験が現在でも続いているように感じ心理的に不安定になってしまいます。

 

フラッシュバッグや悪夢などによりトラウマ体験時の恐怖感や無力感がよみがえったり、トラウマ体験時を思い出させたりするような物や状況に遭遇するだけで不安反応が起こり精神的に過敏になり、パニックになってしまうと言ったことが起こります。

 

心的外傷後(PTSD)のストレス障害とは

・侵入的症状(再体験・フラッシュバック)

「イメージや感覚が頭に浮かぶ」

「悪夢を見る」

「想起による恐怖反応や不安反応(動悸や発汗など)」

 

・回避行動(心を強いショックから守ろうとする機能)

「想起させる様な物、場所を強く避ける」

「トラウマ体験時の記憶を失う」

「意欲の低下による孤独感」

「辛い感情を避けるあまり感情が鈍くなる」

「将来が見えないと感じる」

 

・過覚醒症状(精神的に過敏になる)

「寝つきが悪い」

「眠りが浅くなる」

「イライラ」「怒りを感じやすい」

「集中力の低下」

「過剰(絶え間ない)な警戒心」

「照明の点灯・背後の物音などの外部刺激に対する過剰反応」

などがあります。

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PTSDがもたらす影響

・アルコール依存症

苦痛を和らげようとしてアルコールに頼り、依存症に発展する。

 

・自責の念

自分だけが助かってしまった、自分に何か出来たのではないかという罪に意識にさいなまれる。

 

・社会生活の回避

車に乗れなくなったり、水への恐怖により船に乗れなくなったりする。恋愛ができなくなったり、人とのコミュニケーションが困難になったりする。怒りっぽい性格になり周りからは我儘で難しい性格だと思われ孤独感を一層深める。

 

子供のPTSDの症状や原因とは

子どもの方が大人よりも圧倒的にPTSDになりやすいと言われています。「心的外傷後ストレス障害」と言う名称からも分かるように、心に受ける傷が原因となり色々な症状が起こります。

 

まだその心が未発達で感受性の強い子ども達は経験したことの無いようなショックなことが起こると受け入れることが出来ず、PTSDになってしまいます。

 

大人になってからであれば、たくさんの経験もしていますし、ある程度のショックであれば受け入れるなり回避するなどの対処もできます。

 

また、心に傷を受けても気分転換をするなどして乗り越えることもできるのでPTSDになる前に解決が聞きることが多いのです。

 

また、子どもは大人に抵抗できないというのもPTSDになりやすい理由ともいえます。

 

PTSDは虐待なども大きな原因になり、親に逆らえず長期間にわたり虐待を受け続け、人間不信や協調性の欠如などにもなりやすく、解離性同一障害(ニ重人格・多重人格)になってしまう子どももいます。

 

中高生くらいになれば体格的・体力的にも抵抗は出来ますが、特別な「親」と言う存在に「あなたなんか産まなければ良かった」「いらない子だ」などの言葉だけで心に大きな傷を負ってしまいます。

 

親に愛されていないと感じるだけでもPTSDになってしまうのです。

 

また例えPTSDにまでならなくとも、自分が親になった時「子どもの愛し方が分からない」、同じように虐待をしてしまうという悪循環になってしまう場合も有ります。

 

子どもは、大人からすれば些細な事と思えるような言葉や出来事でも心に消えない傷が残ってしまいます。

 

大人でもPTSDになってしまうような災害や事件などを経験したとしたら尚更です。大人以上に深い傷となり、長期にわたり残ります。

 

阪神淡路大震災を経験した子ども達のうち、500人近い人が15年以上経ったいまでもPTSDに苦しんでいるのです。

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