「耳鳴りの原因!ピーやキーンは?鼓動のよう?」

 

一度や二度は、経験したことがある、耳のキーン、あるいはピーと鳴る音。一般的に「耳鳴り」と呼ばれています。ほとんどが10秒ほどで治まる、なんてことないものだと思います。

 

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ピーやキーンの耳鳴りの症状や原因

実際、一時的で、すぐに治まり、繰り返したりしないものであれば、さほど心配はありません。

 

私たちの耳の中は、狭いけれど、緻密な機械のように、実にビッシリいろいろなものが詰まっていて、気圧の変化や自分の血圧など、些細な衝撃で耳鳴りがおこることはよくあるのです。

 

大きく分けて、外耳、中耳、内耳となり、その中でも、中耳や内耳にある血液(血管)や内リンパ液(リンパ管)が耳鳴りに大きく影響を与えると言われています。

 

この液体部分が感染症やほかの理由で化膿したり、腫れたりすると、器官のどこかに狭窄状態がおこります。

 

すると、外から入ってくる音を伝える空気の通りが悪くなったり、震えて音を知らせる弁に異常をきたしたりも。

 

時にはまったく耳の気管が塞がれてしまうこともあります。耳鳴りのある人が、難聴の症状を同時に訴えることが多いのはそのためです。

 

風邪などで喉がはれたり、耳の下のリンパが必用に応じて働いた後、よくおこる症状です。

 

血流が悪くなる原因としては、長時間の車の運転や、PC操作、睡眠不足など。

 

体勢をなかなか変えられなかったり、一時的に仕事が過重になるなどの普段よりも体に余分なストレスがかかったりすると血流が悪くなります。

 

また、女性の場合はホルモンのバランスが悪くても、耳の中の血液やリンパ液に作用することがあるため、生理が規則的に来ているかどうか、あるいは更年期はどうかなど、男性とは違った方向からチェックする必要があります。

 

ウィルスによる感染症や、単純に血流障害によるものは、耳鼻科で判断が付き、治療が可能な状態ですし、投薬効果も高いのです。

 

鼓動のように聞こえるのは?

耳鳴りと言っても、ピーやキーンなどのほかにいろいろありますが、鼓動のような耳鳴りの場合、少し気を付けましょう。

 

というのも、ドクドクと、体の血流に合わせて聞こえる耳鳴りには、高血圧症や甲状腺亢進症(バセドウ病)が隠れている場合もあるのです。

 

その場合は、耳鼻科ではなく、それぞれの専門科に紹介されて治療を開始することになります。いつもと違う耳鳴りだと思ったら、日時と主な症状のメモを取っておくことも重要です。

 

耳鳴りから考えられる病気とは

ほとんどの場合は、気道狭窄によっておこる耳の異常なので、投薬が主な治療となります。血流の流れを良くする薬や、流れを良くするために必要なビタミン剤を処方して改善をはかります。

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急性の内耳炎や外耳炎で、化膿していたり、子供に多い慢性の中耳炎などの場合は抗生剤を投与して様子を見る場合もありますが、慢性的なものに関しては、切開し、チューブを設置する場合もあります。

 

投薬か外科的処置をするかは、いずれも症状の度合いと医師の判断によります。また、ほかには一体どんな状態なら、病気を疑わなくてはならないのでしょうか?そして耳鳴りはどんな病気のサインなのでしょうか?

 

まず病態ですが、以下になります。

・耳鳴りが継続する

・吐き気を伴う

・決まった時間におこる(いくつか決まった条件がある)

・ほかの病気を患っていたことがある

 

などが、早急に専門医を受診しなくてはならないサインです。耳鳴りと共に出る症状も重要です。

 

頭痛、嘔気、めまい、四肢の震え、食欲異常、のぼせ、発汗、動悸、顔面の痺れ、なども併発しているようなら、要注意です。

 

一般的に耳鳴りを伴う病気で耳鼻科の範疇とされているのは、

「メニエール病」

「突発性難聴」

「老人性難聴」

「ラムゼイ・ハント症候群」

「薬剤性内耳障害」

「外耳道炎(外耳の病気)」

「耳硬化症、中耳炎、鼓膜炎(中耳の病気)」

「耳管機能不全、耳管炎(耳管の病気)」

「聴神経腫瘍、聴神経炎(聴神経の病気)」

「自律神経失調症」

 

などです。難聴に対しては投薬加療のほか、補聴器の適応となる場合もあります。

 

日本ではまだ使用している人が少ないですが、欧米では補聴器はスタンダードな症状改善用具です。もしも器質的異常がある場合は、人工内耳の手術適応になるなど、自分では思いもかけない加療方法を提示されることも。

 

自律神経失調症は、病院によっては耳鼻科ではなく、専門が別になる場合もあるので、気を付けましょう。

 

めったにあることではありませんが、脳の異常を知らせる耳鳴りがおこることもあります。頭を強く打った後から耳鳴りが現れたりする場合は外的衝撃による脳の外傷が疑われます。

 

その他、脳腫瘍、脳出血、脳幹梗塞なども原因の場合があり、脳外科分野で早急な外科的処置が必要になることもあります。

 

また、心因性のものの場合、うつ病や神経症などの前触れということもありますから、耳鼻科で異常なしと診断されても症状が続いているという時には、再度心療内科などでの加療が必要なケースも…。

 

耳鳴りなんてよくあるマイナートラブル、と放っておいたため、大変なことになる場合も多々あるので、
ほかにどんな症状があるか、も合わせてよく考えてみましょう。

 

早く治療を始めれば、それだけ早く完治率も高くなり、症状も軽くて済みます。

 

耳鼻科での最初の検査は、あまり痛いことはしませんので、おかしいなと思えば、こじらせてしまう前に気軽に診察を受けてみましょう。

 

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