「口内炎が治らないし痛い!1ヶ月も?上あごに?原因は?」

 

口内炎は実に身近な病気・症状ですけど、これほどイライラするものも他にないと思います。常に不快感があったり、痛くてたまらなかったり、しゃべりにくいし、特に食事の時がつらいです。

 

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辛いもの、熱いもの、冷たいものが食べられないというストレスで、本当にイライラします。しかも治りづらい。「こうやれば絶対にすぐ治る」という方法をまず聞いたことがありません。

 

この身近だけど、とても不快な「口内炎」の、原因や治療法・予防法、口内炎かと思っていたら本当はこんな怖い病気かもという可能性について、解説していきますね。

 

口内炎が治らないし痛い理由とは

まず、口内炎とは何なのでしょう?もちろん口の中に炎症があることですが、大きく2種類に分けられます。

 

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伝染性の口内炎

:細菌感染やウイルス感染によって引き起こされる口内炎で、性病の病原菌や手足口病ウイルスなどによるものがあります。

 

非伝染性の口内炎

:伝染性が無い口内炎です。ウイルスなどの感染症が原因ではありません。非伝染性の口内炎はさらに2つに分けられます。ひとつはアフタ性口内炎、もうひとつは潰瘍性口内炎です。

 

アフタ性口内炎というのは、口内粘膜に灰色色斑(アフタ)ができて、その周囲が赤くなり痛みを感じ、場合によっては出血するものです。

 

このアフタができる原因というのがよく分かっておらず、免疫に関係しているとか、鉄分とビタミンの不足とか、ストレスや睡眠不足など、さまざまな事が考えられています。

 

この原因不明が口内炎の予防と治療を厄介にしてます。また、口内炎を発症するのは、個人差がとても大きいとも言われています。

 

個人差が大きくて原因が不明なのに、ステロイド系の塗り薬は免疫を抑える働き、飲み薬はビタミン不足を補うもの、市販の塗り薬はちょっとした殺菌・消毒剤、といった具合に、対策の作用もそれぞれバラバラなので、ますます適切な治療の確率が下がってしまいます。

 

しかし、このアフタ性口内炎は通常は何もせずに放っておけば、一週間程度で治ります。このアフタ性口内炎というのが、最も一般的な口内炎です。

 

潰瘍性口内炎というのは、粘膜の上皮組織という表面が傷などで剥がれ、その下の層にまで傷ついてしまっていることです。

 

歯並びや噛み癖で、口内の同じところばかり刺激していると、潰瘍性口内炎になってしまいます。またその傷から、口内に常に存在する菌(常在菌)によって炎症を起こすこともあります。

 

もともと口内の粘膜が薄い人などは、魚の骨や堅い食べ物、または歯ブラシなどで傷がつきやすく、炎症を起こすことがあります。

 

1ヶ月以上続く場合の原因や対処法

1ヶ月以上口内炎が続くということは、最も一般的なアフタ性口内炎ではない可能性があります。上記の分類に沿って、原因と対処法をご紹介しましょう。

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伝染性の口内炎だった場合、悪性の風邪、ジフテリア、淋菌、ヘルペス、手足口病といった感染症が原因と考えられます。

 

血液検査・病理検査を行い、原因の感染症を突き止め、その感染症を治療する薬を服用しなければなりません。塗り薬だけで治療できる病気ではありません。

 

潰瘍性口内炎だった場合は、口内を傷つける原因から排除しなくてはなりません。歯科矯正や口腔外科で治療する必要があります。

 

また、ストレスやタバコで唾液が減少すると、口内を傷つけやすくするので、その対策が必要です。

 

なるべく常在菌を増やさないように、うがい薬や洗口液で口内を清潔にすることも心がけましょう。

 

また、アフタ性口内炎とほとんど見分けがつかないのですが、あまりに長引く場合は、ベーチェット病などの慢性的な自己免疫疾患を疑う必要があるかもしれません。

 

これは専門の内科医に相談の上、治療を進めていきます。

 

上あごに口内炎ができる原因や対処法

上あごは食べ物が接触しやすく、またひだひだになっていて表面積も大きく柔らかい部分なので、いろいろな原因で傷がつきやすい部位です。

 

当然、その傷から口内炎になることも少なからずあります。しかし、ここでは単なる口内炎ではなく、それ以外の病気である可能性についてお話します。

 

上あごの天井部分を「硬口蓋(こうこうがい)」と呼ぶのですが、その硬口蓋の中心付近の骨が隆起する口蓋隆起という症状があります。

 

これは骨が異常増殖する外骨症の一つと言われ、あまり聞き馴染みのない病名かと思いますが、決して珍しい病気ではありません。

 

これは自覚症状が無い状態で、ゆっくりと隆起することが多く、歯科受診の際に歯科医に指摘されて初めて気づく人が多いです。

 

あまりにも大きくなると、発音障害や摂食障害を引き起こします。非腫瘍性の良性骨増殖とも遺伝性とも言われていますが、原因ははっきりとは分かっていません。

 

日常生活に支障がない限りは様子見ですが、あまりにも大きくなると、口腔外科で手術して取り除く必要があります。

 

最も恐ろしい可能性はガンです。上あごにできるガンを硬口蓋癌(こうこうがいがん)と言います。1年間、口内炎だと思い口腔外科に通い続けていて、あるときガンだったと判明した例があります。

 

発見が遅れると、他の種類のガンと同様に、浸潤して転移します。硬口蓋癌の場合は、鼻腔にまでガンが達することがあります。

 

放射線治療や化学療法が間に合わなければ、外科的除去をせざるを得ず、その場合は、上あごに穴が開いて鼻腔に直結する状態になってしまいます。

 

最近は再建手術も進歩していますが、難易度は高く、必ず再建できると言い切れないことが多いです。

 

硬口蓋に穴が開いている不便さもさながら、患者さんの精神的苦痛も大きいことが予想されます。

 

最後の例は最悪のケースですが、口内炎だからといって放っておくことは危険です。

 

1週間以上、炎症や痛みが続く場合は、とことん原因究明するべく専門医の意見を聞いて回ることをおすすめします。

 

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