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「アトピー性皮膚炎の新生児?確実に治す方法」

 

多くの人が苦しめられているアトピー。古代ギリシャ語のatopía、またはátoposが語源です。このギリシャ語は「不特定な場所」「分類不可能」「高い特異性」「言葉で表現できない」などの意味を持ちます。

 

つまり、アトピーは「体のどこに発生するか決まっておらず、個人差が激しく、原因と治療法がよくわからない」病気、ということです。

 

この状況は現在でもあまり変わっていません。明確な原因や治療法が不明なことから、「アトピー・ビジネス」と呼ばれる悪徳商法まであります。

 

個人差が激しいので、「これを食べれば必ずアトピー体質が改善される!」や「ステロイド外用薬は危険!」といった言葉は、誇大広告・デマの可能性が高く、鵜呑みにしてはいけません。

 

それでも最近はアトピーの症状をやわらげる有効な対策や予防法が、いくつか明らかになってきていますので、アトピーを治すことに希望をもてるようになってきました。

 

今回は親御さんが最も心配するであろう、新生児のアトピー性皮膚炎について解説していきます。

 

アトピー性皮膚炎の原因や症状とは 新生児編

アトピー性皮膚炎の代表的な症状は、かゆみ、皮膚の炎症、そしてそれらが慢性的または繰り返し起きることですが、原因ははっきりとは解明されていません。

 

遺伝、IgE抗体という免疫グロブリン(タンパク質)を作りすぎる体質、栄養、生活環境、精神的ストレス、体内にある常在菌のバランス、などが原因の可能性があると考えられていますが、個人差が激しい病気なので、原因を特定するのはとても困難です。

 

新生児の場合、アトピー性皮膚炎と乳児湿疹がよく間違われます。乳児湿疹とは、生後2週間~2ヶ月の間によく見られる、顔や体に出る湿疹です。

 

この期間は、胎内で母親から受け継いだホルモンの影響が続いて皮脂分泌が盛んなため、皮脂量が多い頭、顔、脇の下などに湿疹が出ることがあります。

 

この乳児湿疹は皮脂が原因なので、石鹸で洗い清潔さを保つことで治ることがほとんどです。

 

しかし、2ヶ月が過ぎて、頭部から始まり顔面、体、手足まで皮膚の炎症が広がっておさまらない場合は、アトピー性皮膚炎の可能性が考えられます。

 

アトピー性皮膚炎の予防方法とは

新生児のアトピー性皮膚炎を予防するには、赤ちゃんの敏感な肌を良い状態に保つこと、肌に良い環境を作ることが第一です。

 

刺激の弱い保湿剤を1日に3~4回塗ってあげること。特に入浴後のスキンケアは効果があるので、念入りに行ってあげることが重要となります。。

 

それ以外にも以下の予防法が大切となってきますね。

 

・食事で口の周りが汚れやすい場合は、足前にも口の周りを保湿してあげること。これらを毎日、定期的に続けること。

・衣服の洗濯は漂白剤は使わず、洗剤も少なめに。肌着は肌に優しい木綿のものを。

・すすぎの時間は長めに。

・お風呂はぬるめの温度で。

・脱衣所は暖かくする。

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・皮膚に刺激の少ない石鹸を使う。

・肌の余分な油脂をしっかりと洗い流す。

・ホコリやダニ(の死骸)を掃除機でしっかりと吸い込む。

 

これらの肌対策はとても有効です。また、赤ちゃんの食事も気になるところですが、あまり神経質になる必要はないでしょう。

 

アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは全くの別物です。

 

もちろんそれらを同時に発症する新生児もいますが、それぞれ原因と対処法は別物です。はっきりとした根拠のある場合のみ、除去食を設けてください。

 

アトピー性皮膚炎を確実に治す方法

残念ながら、「確実に」治す方法は、現在では明らかになっていません。

 

しかし、新生児のアトピー性皮膚炎は、発症を繰り返しながらも、1歳半~2歳頃に軽快または治癒することが多いと報告されています。

 

なので、あまりあせらずに、気長に予防と対症療法を続けていくことが大事です。アトピー性皮膚炎の可能性があった場合、まずは専門医に相談することが大事です。

 

事前に相談したい内容はメモしていきましょう。新生児のアトピー性皮膚炎に対して、病院で処方される可能性が高い薬は、以下の様なものがあります。

 

1. 非ステロイド性軟膏(クリーム):

ステロイド外用薬より抗炎症効果が弱い。ステロイド外用薬を塗るほどではないと判断された湿疹や皮膚乾燥に対して使用されることが多い。副作用でかぶれることもある。

 

2. ステロイド外用薬:

抗炎症効果が強い薬。薬剤の効果(強さ)によって5つに分類されている。患者の肌の強さや部位、使用頻度、症状の進み具合などで、薬を使い分ける必要がある。

 

薬が強すぎると、皮膚が突っ張るなどの副作用がおきる場合がある。しかし内服薬に比べると副作用は少ない。アトピー治療の核となる存在。

 

3. タクロリムス外用薬(プロトピック軟膏):

免疫を抑制する外用薬。通常は2歳未満には使用しない。

 

4. 第一/第二世代抗ヒスタミン薬:アレルギー反応を誘発する物質を血液中で発生させないようにする内服薬。一般的に抗アレルギー薬と呼ばれることもある。

 

以上の4つが処方される可能性が高い薬です。

 

3.のタクロリムス外用薬は新生児に処方されることはないでしょう。これらの他にも、保湿剤や漢方薬をすすめられる可能性もあります。

 

いずれにせよ、処方される薬がどのように、何に効くのかを、専門医からしっかりと説明を受けましょう。

 

 

【まとめ】

繰り返しになりますが、アトピー性皮膚炎は、個人差が激しい病気です。

 

よって治療法も患者によって異なります。経過を良く観察して、専門医に報告して、その時その時に適した治療を行いましょう。

 

また、新生児アトピー性皮膚炎は2歳頃までに治癒する可能性が高いです。気長に焦らずに対応しましょう。

 

親のストレスは赤ちゃんのストレスになります。ストレスもアトピーの原因の一つと考えられていることを忘れてはいけませんね。

 

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